【実測データで語る】豚肩ロース1本から始めるプルドポーク完全ガイド ~焦らないことが最大のコツ~
BBQの中でも「時間をかければかけるほど美味しくなる」料理があります。それがプルドポーク。正直に言うと、工程だけ見ると「マスタード塗って、低温で焼いて、ちぎるだけ」というシンプルな料理です。でも、この記事を最後まで読めば「なぜそれをやるのか」まで分かって、次に焼くときの失敗率がぐっと下がるはずです。 今回は、実際に肉の中心温度を計測しながら、豚肩ロースをじっくり9時間ちょっとかけて仕上げたときのデータを元に、プルドポークの作り方を解説していきます。 そもそもプルドポークって何? アメリカ南部生まれのBBQ料理で、豚肩肉を長時間かけて低温調理し、ホロホロになるまで柔らかくしてから手でほぐす(Pull)料理です。ほぐした肉にBBQソースを絡めてバンズに挟めば、あの有名なプルドポークサンドに。コールスローを乗せると酸味と甘みのバランスが最高です。 使う肉:豚肩ロース(Pork Shoulder / Boston Butt) 豚肩ロースを使います。この部位は脂と筋(コラーゲン)が多く、長時間の加熱で脂と筋が溶けてじゅわっと柔らかくなるのが特徴。逆にヒレやロースのような脂が少ない部