
「炭より熱いぜ!“直火 vs. 遠火”で広がる我が家のBBQワールド」
「バーベキュー」と聞いて、日本人の多くが思い浮かべるのは、カルビやハラミを炭火でジュウジュウと焼き、好みの焼肉ダレをまとわせてサンチュで包む“焼肉スタイル”。 もちろんそれも至福だが、BBQの世界には“直火” と “遠火”という二つの火の使い方が存在し、これを覚えるだけで、庭先の焼肉はレストラン顔負けのステーキへ進化する。 直火 まずは王道の直火。 ポイントは驚くほどシンプルだ。 厚切りこそ正義 肉屋で 3 cm にカットしてもらう。厚いほど内部温度に“猶予”が生まれ、表面はカリッと、中心はジューシーに仕上げやすい。練習としておすすめなのが豚ロース、比較的安価でおいしい。 塩胡椒は“今だ!”のタイミングで 塩は水分を引き出すスピードが早い。焼く前には必ずオリーブオイルを塗って、焼き面に乗せる直前にぱらりと振ると、肉汁流出を最小限に抑えられる。 3 分+3 分×蓋のスチーム効果 250度に温めたグリルに乗せて片面 3 分。蓋を閉じ、160 ℃を超えた表面でメイラード反応を起こすと同時に、内部は水蒸気でふっくら。ひっくり返してもう 3